「屋根の点検をしたらモニエル瓦と言われた」
「塗装を勧められたけど普通の屋根と何が違うの?」
「モニエル瓦は塗装できないって聞いたけど本当?」
館林市でも屋根のご相談をいただく中で、モニエル瓦についての質問をいただくことがあります。
実はモニエル瓦は、スレート屋根や一般的なセメント瓦とは施工方法が大きく異なる屋根材です。
知識のない業者が通常の屋根と同じように塗装してしまうと、
- ・数年で塗膜が剥がれる
- ・塗装した意味がなくなる
- ・再塗装が必要になる
といったトラブルにつながることもあります。
今回はモニエル瓦の特徴や塗装の注意点について、館林で現場に出ている塗装職人の目線から分かりやすく解説します。
モニエル瓦とは?
モニエル瓦とは、
セメントと砂を主原料として作られた「乾式コンクリート瓦」です。
1970年代から2000年前後にかけて多く採用されました。
洋風住宅によく使われていたため、
築20年以上の住宅では現在も多く残っています。
見た目は瓦ですが、
陶器瓦とは違い塗装によるメンテナンスが必要な屋根材です。
なぜモニエル瓦は塗装が必要なの?
「瓦だから塗装しなくていいのでは?」
と思われる方もいます。
確かに日本瓦や陶器瓦は基本的に塗装不要です。
しかしモニエル瓦はコンクリート製のため、
表面の塗膜が劣化すると水を吸い込むようになります。
その結果、
- ・コケや藻の発生
- ・色あせ
- ・ひび割れ
- ・劣化の進行
につながります。
建物を長持ちさせるためには定期的な塗装メンテナンスが必要になります。
モニエル瓦で最も重要な「スラリー層」とは?
モニエル瓦の塗装で最も重要なのが
スラリー層
と呼ばれる部分です。
スラリー層とは、
モニエル瓦の表面にある着色された層のことです。
経年劣化すると、
表面が粉状になってきます。
この粉状になった層の上からそのまま塗装してしまうと、
塗料がスラリー層ごと剥がれてしまう可能性があります。
つまり、
どんな高級塗料を使っても、
下地処理が不十分なら意味がない
ということです。
実は業者によって仕上がりに大きな差が出る
モニエル瓦の塗装で最も重要なのは、
塗料よりも下地処理です。
施工前には、
- ・高圧洗浄
- ・スラリー層の除去
- ・専用下塗り材の施工
などが必要になります。
しかし実際には、
通常の屋根と同じように塗装してしまう業者も存在します。
すると、
数年後に
- ・塗膜の剥離
- ・膨れ
- ・色ムラ
などが発生することがあります。
モニエル瓦の塗装では、
施工実績や知識のある業者を選ぶことが非常に重要です。
館林でよく見られる劣化症状
館林市は夏の猛暑や強い紫外線の影響を受けやすい地域です。
モニエル瓦でも、
次のような症状をよく見かけます。
①色あせ
塗膜が劣化しているサインです。
②コケや藻
防水性能が低下している可能性があります。
特に北側の屋根で多く見られます。
③表面の粉化
スラリー層が劣化している状態です。
モニエル瓦特有の症状でもあります。
④ひび割れや欠け
ここまで進行すると補修が必要になる場合があります。
塗装でいい?カバー工法や葺き替えが必要?
多くのモニエル瓦は塗装で対応できます。
しかし、
- 割れが多い
- 雨漏りしている
- 下地まで傷んでいる
場合は塗装だけでは不十分です。
そのようなケースでは、
- ・屋根カバー工法
- ・葺き替え工事
が必要になることもあります。
重要なのは、
「とりあえず塗装」
ではなく、
現在の状態を正しく判断することです。
職人としての正直な意見
モニエル瓦は、
塗装できない屋根ではありません。
しかし、
普通の屋根と同じ感覚で施工してはいけない屋根です。
私たちが現地調査を行う際も、
まずは
- ・モニエル瓦かどうか
- ・スラリー層の状態
- ・屋根材の劣化状況
を確認してから工事内容をご提案しています。
高価な塗料を使うことより、
適切な下地処理を行うことの方が重要だと考えています。
まとめ|モニエル瓦は知識のある業者選びが重要
モニエル瓦は特殊な構造を持つ屋根材のため、
通常の屋根塗装とは異なる知識や施工方法が必要です。
特に重要なのは、
✅ スラリー層の処理
✅ 適切な下塗り材の選定
✅ 屋根の状態に合った工事の提案
です。
館林市でも築20年以上の住宅ではモニエル瓦が使われていることがあります。
「うちの屋根はモニエル瓦かな?」
「塗装で大丈夫なのかな?」
という方は、まずは屋根の状態を確認することをおすすめします。
当社では一級塗装技能士が現地調査を行い、塗装が最適なのか、カバー工法が必要なのかを分かりやすくご説明しています。
屋根の状態が気になる方は、お気軽にご相談ください。
