館林市のモルタル外壁はなぜ「模様」が大事?補修跡を目立たせない職人の仕上げ方

外壁塗装を考えるとき、

「何色にしよう?」

「艶ありと艶消し、どちらがいい?」

「どんな塗料が長持ちする?」

こうした部分を気にされる方は多いと思います。

しかし、モルタル外壁の塗装では、もう一つ仕上がりを大きく左右するものがあります。

それが、

外壁表面の「模様(肌)」です。

モルタル外壁を近くで見ると、完全に平らではなく、ザラザラしていたり、細かな凹凸があったり、大きめの模様が付いていたりします。

普段はあまり意識しない部分ですが、実はこの模様。

ひび割れなどを補修して塗装するときに、とても重要になります。

なぜなら、ひび割れをきれいに補修できても、その部分だけ平らになってしまえば、塗装後に「補修した跡」が見えてしまうことがあるからです。

今回は館林市で外壁塗装を行う職人の立場から、モルタル外壁の「模様」と、補修跡をできるだけ目立たせないための仕上げについてお話しします。


モルタル外壁は一軒一軒「表情」が違います

一言でモルタル外壁といっても、すべて同じ見た目ではありません。

代表的な仕上げには、

リシン・スタッコ・吹付けタイルなどがあり、それぞれ表面の凹凸や模様が違います。

さらに同じ種類の仕上げでも、施工方法や過去の塗り替えによって現在の見え方は変わります。

築20年、30年と経過していれば、過去に部分補修されていることもあります。

つまり職人が実際に塗装するのは、

「新品のモルタル外壁」ではありません。

長年その家を守ってきた、今ある外壁です。

だからこそ、現在の模様や状態を見ながら施工する必要があります。


ひび割れを直したのに、なぜ補修跡が見えるの?

例えば、モルタル外壁に一本のひび割れがあったとします。

必要な補修を行って、ひび割れ自体はきちんと直った。

ここまでは問題ありません。

ところが、その補修部分だけ表面がツルッと平らになっていたらどうでしょうか。

周囲の外壁はザラザラ。

補修した部分だけ平ら。

この状態で上から同じ塗料を塗れば、色は同じになります。

でも、模様は同じではありません。

太陽の光が当たったときに影の出方が変わったり、見る方向によって補修した部分だけ筋のように見えたりすることがあります。

これが、

「塗装したのに補修跡が目立つ」

原因の一つです。


同じ色を塗れば同じ仕上がり、ではありません

ここは一般のお客様には意外と知られていない部分だと思います。

塗装後の見た目は、

色だけで決まるわけではありません。

外壁表面の凹凸。

模様。

塗膜の厚み。

艶。

そして光の当たり方。

こうしたものが組み合わさって、私たちは外壁の色や質感を見ています。

そのため、同じ塗料を使って同じ色に仕上げても、

下地の肌が違えば、そこだけ違って見えることがあります。

特に玄関まわりや南面など、光が当たりやすい場所では補修跡が分かりやすくなることもあります。

だからモルタルの補修では、

「ひび割れが直ったか」だけではなく、「塗ったあとどう見えるか」まで考えることが大切です。


職人は補修したあとに「肌」を見る

モルタル外壁にクラックなどがあり補修をした場合、私たちは周囲の既存模様も確認します。

補修部分だけ平らになっていないか。

周囲との凹凸差が大きくないか。

塗装後に補修跡が強く出そうではないか。

必要に応じて、既存の外壁に近づくように模様を復元したり、肌をなじませたりしてから塗装工程へ進みます。

ただし、ここで一つ大切なことがあります。

古いモルタル外壁の場合、

完全に新品当時と同じ模様を再現できるとは限りません。

既存外壁は何十年も紫外線や雨風を受け、さらに過去の塗装によって模様自体が変化している場合もあります。

だからこそ、

「完全に消します」

ではなく、

できるだけ周囲になじませ、補修した部分だけが不自然に目立たないように仕上げる。

ここに職人の経験が必要になります。


補修は「強度」と「見た目」の両方を考える

ここも重要です。

補修跡を目立たせないことだけを優先して、本来必要な補修を簡単に済ませてしまっては意味がありません。

まず優先するのは、

必要な補修をきちんと行うこと。

ひび割れの状態を確認する。

必要な補修をする。

そのうえで、

「この補修をどう周囲になじませるか」

を考えます。

つまり、

①必要な補修をする
②下地を整える
③周囲の模様にできるだけなじませる
④塗装で仕上げる

という考え方です。

補修跡を隠すために補修を弱くするのではなく、きちんと直したうえで、仕上がりも考える。

これが大切です。


昔の補修跡が目立っている家もあります

現地調査をしていると、

「この線は何だろう?」

という跡が外壁に残っていることがあります。

よく見ると、以前クラックを補修した部分だった、ということがあります。

補修そのものはされている。

でも周囲の模様と合っていないため、一本の線として残って見えている。

こうした場合、今回の塗装でどこまでなじませられるのかも考えます。

ここで大切なのは、

上から塗れば全部消えるとは限らない

ということです。

下地の段差や模様の違いが大きければ、新しい塗料を塗っても形が出ることがあります。

だから塗装前に、

「このまま塗ったらどう見えるか?」

を考える必要があります。


モルタル外壁は「ローラーで塗るだけ」ではありません

外壁塗装というと、ローラーで外壁を塗っている場面を想像される方が多いと思います。

もちろん、きれいに塗る技術も非常に重要です。

塗料を均一に配る。

塗りムラを作らない。

必要な塗布量を確保する。

細かな部分まできれいに仕上げる。

こうした塗装技術があって、初めてきれいな外壁になります。

ただ、モルタル外壁の場合はそれだけではありません。

そのローラーを持つ前に、

ひび割れをどう補修したか。

補修した部分の肌をどう作ったか。

既存の模様とどうなじませたか。

ここまでが最終的な仕上がりにつながっています。

つまりモルタル塗装では、

「補修する技術」と「模様を作る技術」と「塗る技術」。

この3つを合わせて考える必要があります。


「塗れば分からなくなる」は意外と分かります

これは今回の記事でぜひ覚えていただきたいところです。

外壁塗装では、

「最後に全部同じ色を塗るんだから、下地は多少違っても分からなくなるでしょ?」

と思われるかもしれません。

でも実際には、

最後に塗るからこそ、その下にある形が仕上がりに出ることがあります。

特にモルタルのように模様のある外壁では、補修部分の肌が周囲と大きく違うと、色が統一されたことで逆に凹凸の違いが分かりやすくなることもあります。

だから、

完成すると見えなくなる工程ほど手を抜かない。

これはモルタル外壁でも非常に大切です。


館林市でモルタル外壁を塗装するなら「補修後」も見てほしい

これからモルタル外壁の塗装をされる方は、施工中にひび割れを補修した場所を一度見てみるのもいいと思います。

補修した場所だけツルツルになっていないか。

周囲の模様となじんでいるか。

どのように仕上げる予定なのか。

気になったら職人に聞いてみてください。

そして見積りや現地調査の段階でも、

「このひび割れ、補修した跡は目立ちませんか?」

と聞いてみる。

単に、

「埋めてから塗りますよ」

だけではなく、

完成後の見え方まで説明してくれるか。

これもモルタル外壁の塗装では、業者を見る一つのポイントだと思います。


まとめ|モルタルは「直してから、なじませて、塗る」

モルタル外壁のひび割れ補修で大切なのは、

ただひび割れを見えなくすることではありません。

必要な補修をする。

下地を整える。

既存の模様を確認する。

補修部分をできるだけ周囲になじませる。

そして最後に、塗装職人の技術できれいに仕上げる。

この一つひとつが、完成後の外壁につながっています。

特に築年数が経過したモルタル外壁では、過去の補修や塗装によって一軒一軒状態が違います。

だから小林塗装では、

「モルタルだから全部同じ施工」ではなく、今ある外壁を見て仕上げ方を考えることを大切にしています。

塗装が終われば、補修工程のほとんどは見えなくなります。

でも、

見えなくなる部分をどこまで丁寧に仕上げたかは、完成した外壁を見ると分かることがあります。

館林市でモルタル外壁の塗装をご検討されている方には、塗料の種類や色だけではなく、

「補修したところを、どう仕上げるのか」

というところにも、ぜひ注目していただきたいと思います。

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