館林市のALC外壁は「目地」が重要|外壁がきれいでもシーリングを確認する理由

「外壁はまだきれいなのに、シーリングも工事した方がいいんですか?」

館林市でALC外壁のお住まいを現地調査していると、このような疑問を持たれるお客様もいらっしゃいます。

確かに、外壁だけを見ると、

色あせもそれほど目立たない。

大きなひび割れもない。

触っても粉がほとんど付かない。

「まだ塗装しなくても大丈夫そう。」

そう見えるALC外壁もあります。

しかし、ALCのお住まいを確認するとき、私たち職人は外壁の表面だけを見ているわけではありません。

必ず確認する場所の一つがあります。

それが、

ALCパネルとパネルの間にある「目地」です。

なぜならALC外壁を長く守るためには、塗膜だけでなく、目地部分の防水性を維持することも非常に重要だからです。

今回は、館林市でALC外壁の塗装をご検討されている方に向けて、なぜ職人がALCの「目地」を細かく確認するのかを解説します。


そもそも、なぜALC外壁には目地が多いの?

ALC外壁をよく見ると、一定の間隔で縦や横に線が入っているのが分かると思います。

これがALCパネル同士の目地です。

ALC外壁は、一枚の大きな壁を現場で作っているわけではありません。

工場で製造されたALCパネルを建物に取り付けて外壁を形成しているため、パネルとパネルの間には継ぎ目ができます。

その継ぎ目部分に施工されるのがシーリング材です。

ここで大切なのは、

目地は単なる「隙間を埋めている部分」ではない

ということ。

雨水などの浸入を防ぎながら、建物やパネルに生じる動きにも対応する役割を持っています。

つまりALCでは、

外壁面を塗膜で守り、目地をシーリングで守る。

この両方を考える必要があります。


ALCは丈夫。でも「水を入れないこと」が重要です

前回の記事でもお話ししましたが、ALCは非常に優れた外壁材です。

耐火性や断熱性などに優れ、適切に維持管理すれば長く使用できます。

一方で、ALCを維持していくうえで重要なのが水分の影響を受けにくい状態を保つことです。

ALCは内部に細かな気泡を多く含む材料です。

そのため私たちは、ALCの現地調査では、

「外壁がきれいかどうか」

だけではなく、

「水が入り込む可能性のある場所がないか」

という視点で建物を確認します。

そこで重要になるのが目地です。


外壁がきれいでも「目地だけ傷んでいる」ことがあります

ここはぜひ知っていただきたいところです。

外壁の塗膜とシーリング材は、同じ材料ではありません。

そのため、同じように劣化するわけでもありません。

外壁表面は比較的きれいでも、

目地を見ると、

・シーリング表面に細かなひび割れがある

・シーリングが硬くなっている

・痩せている

・ALCとの取り合い部分に隙間が出ている

・部分的に切れている

このような症状が見つかることがあります。

だからALCでは、

「外壁がきれい=防水性にも問題がない」

とは限りません。

私たちが現地調査で目地を細かく確認するのは、このためです。


シーリングは、ずっと柔らかいままではありません

新しいシーリング材には弾力があります。

目地部分で建物の動きなどに追従できるようになっています。

しかしシーリングも、外壁と同じように毎日紫外線や雨風の影響を受けています。

年数が経過すると少しずつ硬化したり、痩せたり、ひび割れたりすることがあります。

ここで重要なのは、

見た目だけでは判断しにくい場合があること。

表面に大きな亀裂がなくても、触ってみるとかなり硬くなっていることもあります。

逆に多少見た目に変化があっても、すぐに大きな問題につながる状態とは限りません。

だから私たちは、

築年数だけで「交換時期です」と判断するのではなく、実際のシーリングの状態を確認します。


ALCでは窓まわりも重要な確認ポイントです

ALCの現地調査で見るのは、パネル同士の目地だけではありません。

私たちは窓やサッシまわりなどの開口部も確認します。

雨水というのは、必ずしも外壁の真ん中から入るとは限らないからです。

目地。

窓まわり。

外壁との取り合い。

こうした材料と材料が切り替わる場所は、特に注意して確認します。

実際の現場では、

外壁面そのものより、

こうした取り合い部分に劣化が出ていることもあります。

ALCの防水を考えるなら、

「面」だけを見るのではなく、「つなぎ目」まで見る。

これが非常に大切です。


シーリングが傷んだら、上から塗れば大丈夫?

ここもお客様からよく聞かれるところです。

「どうせ外壁塗装するなら、傷んだシーリングの上から一緒に塗れば大丈夫じゃないの?」

残念ながら、すべてのケースでそうとは言えません。

シーリング自体が大きく劣化している場合、その上から塗装しても、下にあるシーリングの状態が良くなるわけではないからです。

塗装前に、

今のシーリングがどの程度劣化しているのか。

どこまで補修が必要なのか。

既存の状態に対して、どのような施工をするのが適切なのか。

これを判断する必要があります。

つまり、

シーリング工事は「塗装のついで」ではありません。

ALCを水から守るための、大切な防水工程の一つです。


目地を直せば、それだけでALCは安心?

これも違います。

ここがALC外壁の面白いところでもあり、難しいところでもあります。

目地だけ新しくしても、外壁表面の塗膜が大きく劣化していれば、ALC全体を十分に保護できません。

逆に、

高耐久の塗料で外壁をきれいに塗っても、目地や窓まわりが傷んだままでは、防水という意味では不十分な場合があります。

だから私たちは、

塗膜とシーリングを別々に考えながら、最後は建物全体の防水として考えます。

外壁だけ良ければいい。

目地だけ良ければいい。

ではありません。

ALC外壁を一つの「防水システム」として見る。

この考え方が大切です。


ALC塗装では「塗料のグレード」だけを見ないでほしい

外壁塗装の見積りを見ると、

シリコン。

ラジカル。

フッ素。

無機。

どうしても上塗り塗料のグレードに目が行きます。

もちろん、塗料選びも大切です。

ですがALCのお住まいなら、ぜひもう一つ確認してほしいことがあります。

「目地はどうする予定ですか?」

ということです。

どんなに高耐久な塗料を選んでも、建物全体の防水を考えなければ、本当の意味でALCを守る工事にはなりません。

塗料の商品名だけではなく、

目地。

窓まわり。

ひび割れ。

既存塗膜。

そしてALCそのものの状態。

そこまで確認したうえで施工方法を考えることが大切です。


館林市でALC外壁の塗装を検討している方へ

ALC外壁は丈夫で優れた外壁材です。

ただし、

丈夫だからメンテナンスしなくていい外壁ではありません。

特にALCは水分の影響を受けないように維持していくことが重要です。

そのためには、

外壁表面の塗膜だけでなく、

パネル目地や窓まわりのシーリングまで確認する必要があります。

外から見て、

「まだきれいだから大丈夫そう。」

と思っているお住まいでも、一度目地を近くで見てみてください。

ひび割れ。

硬化。

痩せ。

隙間。

こうした症状が出ているかもしれません。


まとめ|ALCは「外壁の面」だけ見ても分かりません

ALC外壁の現地調査で、私たちが大切にしているのは、

建物全体を見ることです。

外壁の塗膜を見る。

ALCのひび割れを見る。

目地を見る。

窓まわりを見る。

取り合いを見る。

そして、

どこから水が入る可能性があるのかを考える。

ALC外壁にとって、目地のシーリングは単なる隙間埋めではありません。

外壁を水から守るための重要な部分です。

だから小林塗装では、

外壁がきれいだから大丈夫。

という判断はしません。

外壁表面だけではなく、目地や開口部まで確認して、そのALCに今どんなメンテナンスが必要なのかを考えます。

館林市でALC外壁の塗装をご検討されている方は、塗料の種類だけではなく、

「うちのALCの目地は、今どんな状態ですか?」

ぜひ業者に聞いてみてください。

その答えをきちんと説明してくれるかどうかも、ALC外壁の塗装業者を選ぶ一つのポイントになると思います。

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